私の大学および大学院での専攻は、英語学および言語学(認知言語学)です。

英語の学習を単なる暗記作業として終わらせるのではなく、「なぜそうなるのか」を一緒に考える「謎解き」のようなプロセスを大切にしています。例えば、日本語と英語の構造的な違いを明確に理解することで、英語の構造が腑に落ち、論理的な理解が深まります。

授業のポイント

  1. 基礎の徹底習得

    英文法や語法の基本的なルールを理解するだけでなく、なぜそのような文法が存在するのか、どのような場面で使われるのかを論理的に解説します。基礎的な理解があってこそ、難解な文章の読解や複雑な構文の把握が可能になります。

  2. 読解力の強化

    単に英文を読むのではなく、文章の論旨を正確かつ的確に把握する力を養います。主語・動詞・目的語の役割や接続詞の働き、段落構造の論理展開を理解することで、長文読解においても迷うことなく読み進めることができます。精読を通じて、文章の隠れた意図やニュアンスまで捉える力を養います。

  3. 英作文の実践

    文法知識を活かした英作文の指導も行います。日本語の考え方に引きずられず、英語の論理に基づいて自然な文章を作成する練習を積み重ねます。細かい添削を行い、改善点を具体的に示すことで、確実に力を伸ばしていきます。

  4. 過去問演習と予想問題の徹底演習

    実際の試験形式に合わせた問題を多く解くことで、試験慣れを図ります。問題を解くだけではなく、どのような意図で出題されているかを考え、最適な解答方法を見つける訓練も行います。試験本番での得点力を最大化するためのアプローチを指導します。

英語の授業は大きく分けて以下の4つに分かれています。

① 英文解釈

(長文読解・英文解釈の授業の様子はこちらから)

各講の文法・読解テーマに沿った英文の精読・和訳を通し、英文の基本構造とその内容を把握・理解する基礎的英文読解力の向上を図ります。文全体の意味やコンテクストを踏まえ適語適訳する力を養い英文を正確に理解するスキルを構築を目指します。

事前に設定された文法項目や読解テーマに基づいて、テーマに即した英文の精読および和訳演習を行います。精読の過程では、単に単語の意味を拾い読みするのではなく、英文の構造を正確に把握し、主語・動詞・目的語・修飾語の役割を明確に理解することを重視します。具体的には、複雑な修飾構造や関係代名詞の役割、時制の一致、仮定法の使い方、倒置や強調構文など、受験で頻出する構文の分析を行いながら、英文の意味を一文ずつ丁寧に解釈していきます。

また、和訳演習では、単なる直訳ではなく、英文が伝えようとしている論理やニュアンスを正確に日本語で表現することを目指します。英語と日本語の構造的な違いを理解し、適切な日本語の表現に置き換える力を養います。例えば、英語特有の抽象的な表現や省略された主語・目的語、時制の異なりによる意味のずれなどを正確に読み取り、日本語として自然な文章に訳し直します。特に、長文読解においては、複数の節が複雑に絡み合った文章も少なくありませんが、それぞれの節がどのように関連しているかを視覚的に整理しながら、全体の論理構造を掴む訓練も行います。

② 英作文

(英作文の授業の様子はこちらから)

日本語と英語の言語的な構造や表現の違いをしっかりと理解しながら、正確で自然な英文が書けるように丁寧に指導を行います。日本語と英語では、主語や述語の配置、修飾語の位置、時制の扱い方など、文章の組み立て方に多くの違いがあります。例えば、日本語では主語を省略することが多いですが、英語では主語が明示されなければ文として成立しません。また、英語では主語→動詞→目的語の順で明確に並びますが、日本語は比較的自由な語順を持ち、文脈に依存することが多いです。このような違いを理解した上で、英語らしい論理的な文章の組み立て方を学んでいきます。

特に、日本語のニュアンスを正確に英語に変換する力は、作文力を高める上で重要な要素となります。多くの学習者が直面する課題の一つに、日本語の考え方をそのまま英語に直訳してしまうことがあります。例えば、日本語では曖昧な表現や感覚的な言い回しが許容される場合でも、英語では具体性や明確さが求められることが多いため、正確な意味伝達のためには英語的な発想に変換する必要があります。これを身につけるためには、まず日本語の文章を正しく解釈し、その論理構造や意味合いを明確にするプロセスが不可欠です。単に日本語を英単語に置き換えるだけでは、伝えたい内容を正確に伝えることは難しいため、日本語の文を論理的に分析し、どのような主語・述語関係が隠れているのかを見極める力を養います。

また、作文のトレーニングにおいては、ただ書くだけで終わらせるのではなく、書いた文章をきちんと見直し、誤りを確認し、改善を重ねるプロセスを重視しています。自分の書いた英文を見返すことで、どの部分が伝わりにくいのか、どの表現が不自然なのかを確認し、具体的な修正点を見つけていきます。そして、その修正に対して具体的なアドバイスを行い、なぜその修正が必要なのか、どうすればより自然な英語になるのかを論理的に説明します。このプロセスを繰り返すことで、単なる模範解答の暗記ではなく、自分自身で考え、構築できる英作文力が着実に伸びていきます。

さらに、学んだ文法知識や語彙を活かして、多様な表現や言い回しを使いこなせるような指導も行います。基本的な文型だけでなく、同じ意味を持つ複数の表現方法を学び、場面に応じて使い分けができる力を身につけます。これにより、単調な表現にとどまらず、より豊かな表現力を育てていきます。また、複雑な文法構造や難解な表現も少しずつ取り入れ、実践的な文章作成ができるよう指導していきます。