「7 ÷ 3」が分からない小学生には、言葉・絵・具体物を使って、「割り算」の意味と「割り切れない場合」の考え方を感覚的に理解させることが大切です。以下のように段階を踏んで教えます。ブ ロックやおはじき、絵などを使って実際に分けてみます。
【ステップ1】計算式の意味の説明
7個の丸やブロックを用意し、3つの箱に1個ずつ順番に入れていきます。2周(=1人2個)配ると、6個使って、1個あまることが目で見てわかります。よって「だから、7 ÷ 3 は 2 あまり1なんだよ」と説明します。
【ステップ2】計算式の書き方と答え方の説明
その次に式の書き方と答え方を確認します。7 ÷ 3 =2 あまり 1」と答える形を教えます。「2人に2個ずつあげて、あと1個だけ残った」など、状況にあわせて自然な言葉で説明してもらいます。
家庭教師と塾の指導方法にはさまざまな違いがありますが、最大の違いは、指導が「生徒一人ひとりに完全に最適化されているかどうか」という点にあると考えます。すなわち、家庭教師では「個別最適化された指導」が可能であり、塾では「集団最適化された指導」が主となるという違いです。
まず、家庭教師はマンツーマンの指導が基本であり、生徒の理解度・性格・学習ペース・生活リズムなど、あらゆる個別の事情に応じて授業を柔軟に構築できます。たとえば、ある生徒が分数の理解に苦しんでいれば、その単元に多くの時間をかけ、具体物や図を使って根本から丁寧に解説することができます。反対に、すでに理解が十分な単元はスピードを上げて進め、時間を有効に使うことも可能です。授業の進度・方法・使用教材などすべてがカスタマイズできるため、常に「その生徒のためだけの授業」を実現できるのが家庭教師の強みです。
一方で塾の授業は、複数の生徒に対して一斉に行われることが多く、あらかじめ決められたカリキュラムや進度に従って授業が進みます。そのため、すでに理解している生徒には退屈に感じられることがあり、反対に理解が追いつかない生徒には置いていかれる可能性もあります。もちろん、最近では個別指導型の塾も増えていますが、それでもなお「複数の生徒の中の一人」として扱われる性質がある以上、「完全に個に最適化された指導」には限界があります。
さらに、家庭教師は家庭というリラックスした環境の中で、生徒の集中力や心理的な安心感を高めやすいという点でも有利です。授業中の雑談や対話を通じて、生徒の関心やモチベーションに直接働きかけることができ、学習習慣の改善や自己管理能力の育成といった、学力以外の面にも寄り添った支援が可能です。塾でも信頼関係は築かれますが、教師1人あたりの担当生徒が多いため、個々の背景や日々の変化に細やかに対応することは難しいのが実情です。
以上のように、家庭教師と塾の最大の違いは、指導の「個別最適化」の度合いにあるといえます。家庭教師は、教える内容・方法・進度すべてをその生徒のために最適化できる点で、きめ細かく柔軟な指導が可能です。この違いこそが、両者の最も本質的な相違点だと考えます。
集中力の持続しない生徒を指導する際に気をつけるべきことは、生徒の特性に寄り添いながら、適 切な学習環境と指導の工夫を取り入れることで、自然と学習への意欲や集中力が高まるように導く ことです。そのためには以下の三つの観点が特に重要です。
第一に、指導内容や学習の進め方を生徒の集中力のリズムに合わせて調整することが大切です。長 時間にわたって同じ形式の問題を繰り返すのではなく、適度に切り替えを取り入れることで飽きを 防ぎます。例えば、問題演習の合間にミニクイズや雑談をはさむことで、生徒の気分をリフレッシ ュさせることができます。また、集中が切れやすい生徒には、一度の指導時間を短く区切り、「これが終わったら少し休憩」などと具体的なゴールを示すことで、集中しやすくなります。
第二に、生徒自身が自分の集中力の状態を意識できるような対話を心がけます。単に「集中しなさ い」と注意するのではなく、「いまちょっと疲れてきたかな」「どこまでなら集中できそうかな」などと声をかけることで、自分の状態に気づき、自らコントロールしようとする姿勢を育むことができます。これは、将来的に自律的な学習習慣を身につけるうえでも非常に重要です。
第三に、生徒が興味を持ちやすい話題や教材を積極的に取り入れ、学習そのものに対する関心を高 める工夫が求められます。例えば、英語の授業であれば生徒の好きなアニメやゲームに関連する英 文を使ってみたり、国語であれば生徒の興味関心に近いテーマの文章を扱うことで、自然と前のめ りに学習に取り組む姿勢を引き出すことができます。このような工夫は、学びに対するポジティブ な感情を育てるとともに、集中力の持続にもつながっていきます。
以上のように、集中力の持続しない生徒を指導する際には、指導内容の構成、生徒との対話、そし て教材の工夫という三つの柱を意識することが重要です。その生徒にとって無理のない形で「でき た」「わかった」という成功体験を積み重ねられるような授業を目指すことが、集中力の向上ひいては学力の向上につながると考えております。